俺節
見に行って本当によかった。舞台をあんなにボロボロ泣きながら観たのも初めてだった。俺節のことを考えすぎて寝つきも悪くてすごく眠たい。
たった1回しか見ていないので勘違いもたくさんあるだろうけど、とりあえず頭の中を整理したいから感想を吐き出しておく。
コージとテレサ
テレサとのシーンは、コージがかっこよくて可愛くて大好きだった。テレサのためなら必死になって大きな声で歌えるコージかっこよかった。立ち話してるの可愛かった。ビール持っていちゃいちゃしてるのも可愛かった。 1番好きなのは、「オキナワはどうするの⁈」ってテレサに聞かれたときに「何もかも背負えない!でもテレサのことは絶対離さないから」的なことを叫ぶコージ。
ラブシーンは細くなっちゃったけどムキムキな二の腕ガン見でした。たまらん。
ラストの「俺節」熱唱はすごかった。自分とテレサのために唄うコージ。初めは双眼鏡で見てたけど涙がどんどん出てくるから止めた。双眼鏡なくてもコージがめちゃくちゃ大きく見えた。
コージと大野さん
大野さん。大好きなキャラクター。
大野さんを慕って、師匠!って着いて行くコージかわいい。弟子入りするときの「師匠師匠」連呼もすごく面白かった。
特に印象に残ってるのが、終盤の歌について語るところ。「自分の頭の中にある楽譜を歌う、これは音だ。聴いている人の心に届いて、さらにそれを人生の辛いときに思い出してもらえたら、それで初めて歌になる」みたいなセリフがすごくその通りだなあ、と思って刺さった。
そのセリフを聞いているときに、思い出したのは藤くんのことで。BUMPの歌が私にとってはそうだなぁ、と思うと涙がとまらなかった。
あと「人生終わりです」って言うコージに、「そんな簡単に終わるかよ、スパッと終わってくれたら楽だがな」って答えるのがかっこ良かった。
コージと海野波平
初めは嫌な奴だと思ってたけど、実は演歌をとても愛していて、お茶目なところもあって、すごくいい人だった。大野さんとの関係もすごくよかった。
好きなシーンは、コージに誰に歌った?って問うところ。
「歌の中には自分がいなければならない、客はそこに自分を見つける、歌で死ぬなら自分が死ね、客を殺すな」みたいなセリフが印象的。ここでも藤くんのことを思い出した。藤くんはいつも「自分が感じたことを歌にしただけ、自分が体験したことを歌うだけ」って言う。私は藤くんが自分のことを唄ったその歌を聴いて、「これは自分のことだ」って思って泣いて救われるから。その通りだと思った。
コージとオキナワ
やっぱり1番はオキナワ。1番最初の友達。お人好しのオキナワ。コージにいろいろなことを教えてくれて、ぶつかって、仲直りして。性格が正反対な2人が楽しかった。
「俺節」もオキナワがコージ向けて書いた曲だと思うと泣ける。コージに歌えよ!って迫るオキナワかっこいい。
オキナワが作った曲を「見れない」って言うコージと「見てくれ」って言うオキナワがどっちもいい人だなぁと思った。3人の部屋を出て行ったものコージのためにだったのかな。何もしなくていい地下牢で、でも何をしてもいい地下牢で、箒をギターに見立てて曲を作るオキナワも本当に音楽を愛してるんだなぁ。
海鹿耕治
コージは本当に純粋で演歌を愛してて、恥ずかしがり屋でめちゃくちゃかわいいのに、自分がおかしい!って思ったら頑固で筋が通っててめちゃくちゃかっこよかった。歌うときやキレたときに目が変わるのがかっこいい。背広と訛りにクニとばっちゃの思いを背負って東京で戦う海鹿耕治と、尼崎から東京へ出て戦う安田章大と重ねてしまう部分もあって胸がいっぱいだった。
デビューはできなかったし、テレサは帰国してしまうし、雨の中必死に歌った俺節は新聞には載らなかったし、上手くいかないことばっかりだけど。横丁のみんながコージのことを気にかけてくれて、横丁に戻ったとき、「横丁の星だ」って言ってくれて。みんなに囲まれてニコニコのコージを見たときに、これはハッピーエンドだと思ったよ。人生なんてほとんど思うようにならないことばっかりだし、成功する人は一握り。でも気にかけてくれる人がいてニコニコ笑えたら何者にもなれなくても幸せだと思う。そう思えるような年齢になってから俺節に出会えてよかった。
俺節の音楽
コージの歌はどれも力強くて、歌い始めるたびに鳥肌と涙が止まらなかった。特に、「北国の春」はこの春上京した弟を重ねてめっちゃ泣いてしまった。故郷に帰ろかな、と思ってくれてるんだろうか…私が勝手に寂しがってるだけだけど。あと、テレサが出頭した時の「引越しをするなら教えてくれよ」もすごく切ない。ラストに雨の中歌った「俺節」は1回しか聞いていないのに断片がまだ頭の中に残ってる。
俺節はそれぞれの立場で歌を愛してる人がいて、音楽って偉大だなと改めて感じた舞台でもあった。
長年エイトを見てるけど、メンバーの個人仕事を見に行くのは初めてだった。関ジャニズムから始まった、突然のやすくんかっこいい!の波がどんどん大きくなるから、ついに舞台まで行ってしまった。背広一着で役になりきるのは難しいだろうな、と思うのに舞台中はヤスの存在を感じることはなかった。海鹿耕治くんがそこにいた。すごく大きく見えた。歌声は本当にパワフルだった。エイトだとやっぱりハモリが多いから、もっともっとヤスの歌を聞きたい。カーテンコール、で海鹿耕治から安田章大になってニコニコ笑う姿を見たらコージとヤスが重なって泣いてしまった。私が初めて松竹座に行った時にいきなり目の前に現れた、初めて間近でみたアイドル。あの頃はすごく可愛くてなんでも出来る子安田くんで癒しキャラだったのに。すごくかっこいい大人になったね。こんなことが出来るなんて知らなかった。ヤスのかっこよさに気づけたから、まだエイトを好きでいれてるよ。本当にありがとう。舞台中も生放送出たり大変だったね。お疲れ様でした。俺節に出会わせてくれてありがとう。この舞台のことは忘れない、見に行って本当によかったと思える舞台でした。ありがとう。